研修の特徴

高レベルできめ細かい診療を可能に 10の臨床研究チーム

  • 整形外科学講座には肩関節班、手外科班、股関節班、膝関節班、足の外科班、脊椎班、関節リウマチ班、骨代謝班、外傷班、スポーツ班の10の臨床研究チームがあり、それぞれが専門家として最先端の臨床、研究を推進。レジデントは各チームをローテーションし、専門医取得後は希望を最優先して各々の分野で臨床、研究に携わることができます。

10の臨床研究班について

最新システムを導入し、手術精度をアップ ナビゲーションシステム

  • 膝関節外科脊椎外科の領域では、より正確でより安全な手術を目指すべく、コンピューター・ナビゲーションシステムを積極的に活用しています。整形外科分野ではまだ設置施設が少ない時期から、当講座ではいち早く2台ものシステムを導入し、手術中の使用はもちろん、術前プランニング法などレジデントの教育ツールとしても活用しています。

スポーツに特化した治療・指導を実践 スポーツ・ウェルネスクリニック

  • トップアスリートの世界では、これまでのコーチ頼りの体作りではなく、整形外科医や理学療法士やトレーナーも含めたチームサポートが重視されています。当講座は併設のスポーツ・ウェルネスクリニックにおいて、アスリートやスポーツ愛好家を対象に、競技復帰や記録向上に向け、アスレチックリハビリテーションを含めた治療・指導を実践しています。クリニック併設トレーニングルームの理学療法士やトレーナーとの連携で個々の患者さんに最適なプログラムを提案しています。また、競技現場の実地でサポートを行う機会も数多くあり、スポーツ・ウェルネスクリニックに所属の第一線で活躍中のスポーツ医と行動を共にすることで整形外科医としての技量を広げることが可能です。

スポーツ・ウェルネスクリニックについて

多彩な施設で研修し、目指す道を選択 4附属病院、8関連病院と連携

  • レジデントが研修するのは、大学附属病院(本院)、葛飾医療センター、第三病院、柏病院の4つの附属病院と8つの当講座関連病院(国立病院機構宇都宮病院、国立病院機構西埼玉中央病院、神奈川リハビリテーション病院、厚木市立病院、富士市立中央病院、東京都保健医療公社豊島病院、東急病院、聖隷浜松病院)。大学附属病院だけではなく多彩な特徴を持つ病院を経験することで、自分の目指す方向、なりたい医師像をじっくり見極め、選択することができます。

4つの附属病院について

最短期間での専門医取得を目指して 長期スケジュール提示で計画的指導

  • 当講座では、専門医が習得すべき整形外科疾患・外傷の病態、診断、治療についての基本的知識、検査手技および手術手技を効率よく学ぶことができる専門研修プログラムを実施。病院での各臨床研究部門に加えて、スポーツ・ウェルネスクリニック、リハビリテーション施設、救急部などを短期間ずつローテーションしますが、レジデントの希望を考慮し、研修先は長期スケジュールに基づいて異動を行っています。レジデントが「次はどこへ行かされるかわからない」といった不安を抱えることがないよう、また、どの研修先でものびのびと活躍できる環境を整え、最短期間での整形外科専門医の取得を目指します。

専門研修プログラムについて

一人前の医師として意見を尊重 カンファレンス

  • 週2回のモーニングカンファレンス、全体カンファレンス、定期的に開催される他講座との合同カンファレンスでは、大学病院ならではの多彩な症例を学ぶことができるだけではなく、レジデントの意見も尊重。また、週1回の各臨床研究班によるテーマ別勉強会でも積極的に意見を求められます。レジデントを一人前の医師として認める風土は、カンファレンスや勉強会などの雰囲気にも現れています。

レジデントの声