ごあいさつ

チーム医療で「安心」と「最先端」を両立させています

  • 整形外科学講座
    教授 丸毛 啓史平成18年4月就任

    最近の国民生活基礎調査では、介護が必要になった理由の25%以上が整形外科医が扱う骨・関節疾患・外傷(含、脊髄損傷など)に起因します。超高齢社会が進行する中で、整形外科医の社会的ニーズはますます高まっています。

    丸毛 啓史教授

大正11年(1922年)開講の歴史と信頼

東京慈恵会医科大学整形外科学講座は、大正11年(1922年)に我が国で5番目、私学では最初に誕生した歴史のある臨床講座です。本学の「病気を診ずして 病人を診よ」という建学の精神と伝統を重視し、「優れた知識と技術」と「医の心」をあわせ持った医師を育てることを目標にしています。

「病気を診ずして 病人を診よ」

新生児から高齢者までのあらゆる年齢層の整形外科疾患を扱い、各種の専門外来を設け、それぞれの臨床分野の責任者の指導の下に、きめの細かい診療を行っています。そして、患者さんの気持ちを大切に、「医師」と「看護師を中心としたコメディカルスタッフ」によるコミュニケーションを密にしたチーム医療を実践しています。診察から手術、術後の管理、精神的ケア、リハビリテーションに至るまで、患者さんが安心して治療に臨むことができるように、専門の担当スタッフが高レベルの診療を行うだけではなく、専門家集団が1人の患者さんをケアするという診療体制を構築しています。また、大学附属病院に求められる最先端医療を提供できるよう、医師の海外留学、研究活動にも積極的に取組んでいます。
こうした臨床面を支えるのは基礎研究です。コラーゲン研究ではトップレベルの実績を持つ当講座では、研究分野の強みを伸ばし、基礎的研究に加えて、研究成果を臨床に活かすことを重視した、いわゆるtranslational researchを積極的に推進し、臨床と基礎の2つの分野が両輪で支え合う、バランスのいい医療を実践しています。
講座・診療部の運営では、良き伝統を守り発展させつつ、古いと言われる体制は見直し、意志決定のプロセスを明確にして情報を開示・共有しています。決定した方針については、リスク管理の観点からも、全員に周知し、確実に履行できるようにしています。

後期研修(専門修得コース)を
目指すみなさんへ

  • 名医より良医を

    整形外科では、「名医より良医を」という考えのもと、「優れた知識と技術」と「医の心」をあわせ持つ医師を育てることを目標にしています。

長期的、計画的な指導を推進

そのため、後期研修においては教育プログラムを明確化し、長期的、計画的な指導を推進しています。整形外科専門医取得までは各臨床分野をローテーションし、医療の質を維持しながらもレジデントに多くのチャンスを与え、能力を最大限に発揮できる環境を整えています。専門医取得後は個人の専門分野を深めながら、個々の希望に即した進路指導を行います。
意地悪な指導者はいません。レジデントも一人前の医師として尊重するからこそ、安心して知識、技術を習得してほしい。その考えが浸透している当講座では、レジデントの指導に情熱を持って取組んでいます。より多くのレジデントがここで学び、ともに「良医」に育っていくことを期待しています。

東京慈恵 会医科大学整形外科学講座

教授

丸毛 啓史